ちょっとオールド・ファッションのようなのに

とっちらかった人生ほど愛おしい、ということを教えてくれた。 2017年3月20日 ぼくには映画がいい。きのう見た映画「マギーズ・プラン」。ここ1~2週間しんとした小説を読んでいた。だからもっと静かに生きなきゃと思った。きのう久しぶりにイーサン・ホー…

あとはまたそれから考えればいい

歩いて耕して食べる、歩いて耕して食べる。ただ、それだけでいいと思う。 2018年3月16日おばあちゃんが大切にしておられた庭、木々は大きく育ち長い時間をかけて集められた草花たちは元気に育っていた。どうすればいいかわからなかった、だからお庭のまわり…

目があった時にはびっくりした

室生犀星が「庭をつくる人」なんていう本を書いているなんてずっと知らなかった。本屋さんの棚で目があった時にはびっくりした。 2016年3月11日 基本的に訳もなく小さなものが好きだ。車も家も店も会社も町も。それでここのところおもしろいなぁと思うのは小…

鶴見俊輔さんてこういうひとで

なんだかいいなぁ。とてもわかりやすいのに、とても深くて。詩なんだけれど、散文でもあって、そんなことどうでもいいよねぇ。 2016年3月9日新聞の切り抜きをしていて、気になるなぁと思いつつも、そのままにしていたのだけれど、どうも気になるなぁがだんだ…

すっかり忘れていたけれど

とってもなつかしくもあり、とってもハイカラでもあり、ノイバラがいい。 2012年3月7日再びのお庭文学、ノイバラと江戸の植木屋清蔵、主役ではないが、お庭のひととしては、これらばかりに目が行く。コッツウォルズのオープンガーデンなんて言うのも出てきて…

例えば右と左に分かれる道があって

「パイロット・フィッシュ」大崎善生著を読んだ。10年ほど本箱の隅でずっと埃をかぶっていて、昨年夏の大掃除でようやく発掘された。いつもレモン色のワンピースを着ている由希子さんと、いいやつだけれど由希子さんに「人生の方向音痴」と呼ばれてしまう山…

ちょうどいいゆらゆら歩きがいいなぁと

何事もやわらかいことが好きなのだと思う。軽いことが好きなのだと思う。で、小さいことも。それだけでは生きられないのだけれど。 2015年3月10日 道のデザインが好きです。このところしばらくカチカチと音がするような直線、直角の道をつくっていたのですが…

おうちだの、お庭だのと

ちょっとおかしな時代になってきた。でも荷風さんだっておかしなおじさんだった。こういう時代だからこそ、荷風さんのようにおうちだの、お庭だのと言い続けていきたいと思う。 2012年3月4日 お庭文学というのがあるだろうと、そんなのを探してきては読んで…

どっちがいいかっていったら

みんなおもいおもいに気楽な格好をして、パトリシア・プティポンなんかは青いざっくりしたセーターにストールがなんともさりげなくて、場所は荘厳な石造りの教会みたいなところで、なんだかみんなばらばらみたいだけれど、ちっともばらばらじゃなくて、こう…

お庭にミツマタの花が咲いている

でも、ぼーっとお茶を飲めるような場所がなくて、そこがとても残念だ。 2016年3月3日 ミッドタウンに行ってきた。水辺に菜の花が咲いていて、ミツマタの花も咲いていて、ここのランドスケープは好き。六本木の街の真ん中に里山がふわりと降りてきたようで。…

数十年経ってようやくそんなことを

今日は金曜日だから、そして日ざしは春だから、お昼は隣のこはるびカフェでいただくことにして、ただそれだけでは春が来たなぁと思うには足りないから白ワインも注文したら、すっかり気持ちよくなってしまって、やっぱり地域にはカフェが必要だなぁと思った…

「素敵な気がすうっと流れただけ」かもしれないのに

わぁーなんとすてきな! 2017年3月8日茨木さんはいつも鋼のようにまっすぐでぴしゃりとしておられるのだと思ってきたのだけれど、ちょっと知らない茨木さんがいた。「 ただ透明な気と気が/触れあっただけのような/それはそれでよかったような/いきものは…

昨日伺ったお家の玄関灯がよくて、決してかっこいいとか、うまいなぁとかいうのではないのだけれど、日本中探しても世界中探してもこんな玄関灯はなくて、わぁいいなぁと思ってしまった。もうすっかり僕たちの中にある”いいな”思う基準は狂ってしまっていて…

奥山だけでもだめで,里山だけでもだめなのだな

里山ばかりが脚光をあびるけれど、奥山あっての里山なのだから。 2015年3月3日 里山の向うには奥山があるんだよ,そこには神さまが住んでおられるのだよということを知ったのはもうずいぶん前のことで,ひどく腑におちたのだった。それでもまだ頭の中だけで…

「庭のベンチ」でなきゃ

ベンチというのは何だかいいもので、そこにいつもおじいさんやおばぁさんが座っているようで、小説一冊分の何かがあるように思う。だからいつもベンチも作りましょう、というのだけれど、なかなかハイいいですよ、ということにはならない。こういうベンチな…

どっちがいいかっていったら

みんなおもいおもいに気楽な格好をして、パトリシア・プティポンなんかは青いざっくりしたセーターにストールがなんともおしゃれで、場所は荘厳な石造りの教会みたいなところで、なんだかみんなばらばらみたいだけれど、ちっともばらばらじゃなくて、こうい…

とにかく生き続けて行き着くところは

とっても生きるのに苦労した人だけれど、それでもおかしいし、楽しいし、とぼけているし。とにかく生き続けて行き着くところはそこなんだろうなぁ。 2015年3月2日 好きだなぁと思える人にはそんなに出会える訳ではないけれど,ロベール・クートラスという人…

だらだらごろごろ過ごす場所

ポカポカとした1日は現場が気持ちがいい。ウッドデッキというと作る人も多いのだけれど、使われないことも多い。僕たちのデッキはやっぱり縁側であって畳と同じであって、あぐらをかいてだらだらしたり、日向ぼっこをしたり、桜の木の下で宴会をしたりする場…

ポテトのカセロール、アンソニィ風

伊丹十三が僕に教えてくれたのは「ポテトのカセロール、アンソニィ風」であった。簡単で美味しくておしゃれで、ひとりふぅふぅ言って食べていた。 2012年2月24日伊丹十三、宮本信子夫妻のことを語る番組があった。明日も続く。伊丹と言うと、我々にとっては…

遅いながらも気がついてよかった

この頃から、小説って面白いなぁと思うようにようやくなってきた。何事も気がつくのがとても遅い。遅いながらも気がついてよかった。 2012年2月23日「小さなおうち」を読み終わった。小説ってこんなに静かなんだ、こんなにたくさんのことを語るんだ、街のこ…

山の手の赤い屋根のおうちが主役だ

昭和初期の東京の家やまちが魅力的に描かれている。どこで間違えてしまったのだろう。 2012年2月22日「小さいおうち」中島京子著を読んでいる。東京のまちが、山の手の赤い屋根のおうちが主役だ、昭和の初めの家とまちと暮らしと。まち文学、おうち文学と言…

やっぱり頼もしいなぁと思う

この面構え、やっぱり頼もしいなぁと思う。もうすっかり内容など覚えていないのだけれど、僕たちの拠って立つところってこれしかないと思う。 2012年2月17日 引き続き、こんな本も出て来て、昔の本というのはほんとうに頼もしい顔をしている。造園学などと言…

そんなことあるもんかと思っていたけれど

今日はポカポカとして気持ちがいい。そんなことを考えていたら、ここのところ読んでいた保坂さんの本のことを思い出した。悲しいとか楽しいとかというのは、個人の閉じた世界の中で起こっていることじゃなくて、世界全体が悲しいから悲しいのであって、世界…

なじむほど時間は親しいものになります

う~ん、やっぱり吉田さんがいいわ。とっても粋なのにそれでいて、気持ちいいくらい筋が通ってる。脱帽! 2016年2月19日 今日は、うらうらとしたいいお天気で、だから考えることもそんな日らしいことであればいいなと思っていたら、この間ロス・パペロテスで…

ずっとこのままでいたいと思う

時代はどんどん変わっていってしまうけれど、僕はずっとこのままでいたいと思う。でも最近はコーデュロイのズボンなんてどこを探しても売っていないしなぁ。せめてワラビーの靴を履いて歩きたい。

若い人達といっしょにああでもないこうでもないと

さんラボ展(慶大・加藤文俊研、早大・佐藤洋一・沼田真研、慶大・石川初研)に行ってきた。まちや東京や風景や庭や、そんなことを考える3つの研究室とそこに所属する学生たちの展覧会、4つのフロアーを上がったり下がったり、初めはさっと見て帰ろうと思っ…

だからバードランドの子守唄で眠りたい!

今日はようやく春が来たなぁって、音楽の力で春が来たなぁって、そんなライブを聴いたから、だからバードランドの子守唄で眠りたい!https://www.youtube.com/watch?v=N7ta17oBv2w

今日はいちにち本を読むぞってこの箱のような本を読んでいたのだけれど、これはそんなに重い本「読書の日記・阿久津 隆著」ではないのだけれど、でもどんな本でも人生人生人生って続くから、やっぱりちょっと煮詰まってしまって、でも今日は午後から、春がく…

それで今年はこれにした

バレンタイン・デーだそうだ。まぁあまり縁がないけれど、毎年必ずmy funny valentine (なんておバカな私のバレンタイン)だけは聞くようにしている。それで今年はこれにした。 https://www.youtube.com/watch?v=C7kp7U49QHk

「この人たち好きだな」という感情は

春はまだまだ遠いし、なんだか色々うまくいかなくて、ついに昨日は早い時間から布団をかぶっていたけれど、布団の隙間から読んでいたのがこの本で、えっ1105ページ、こんな厚い本、本というより箱みたいな本読めないよ思っていたけれど、これがとてもよくて…