鶴見俊輔さんてこういうひとで

なんだかいいなぁ。とてもわかりやすいのに、とても深くて。詩なんだけれど、散文でもあって、そんなことどうでもいいよねぇ。

2016年3月9日
新聞の切り抜きをしていて、気になるなぁと思いつつも、そのままにしていたのだけれど、どうも気になるなぁがだんだんおおきくなってしまうことがよくある。今回は少し前になくなられた鶴見俊輔さんのことだ。それも夜、寝床に入るとき毎晩のように考える。 「 深くねむるために 世界は あり/ねむりの深さが 世界の意味だ」なんてこと僕が言ってもなんともないのだけれど、鶴見さん言うと、おおきくおおきくふかくふかくなる。鶴見俊輔さんてこういうひとで、こういうひとがいたことがうれしい。
《深くねむるために 世界は あり/ねむりの深さが 世界の意味だ》(「かたつむり」、『鶴見俊輔全詩集』)