街の中の材木屋さんって

木とつどう、木でつくる、木にまなぶ「まちのき」のキック・オフ・ミ−ティングに行ってきた。人と木が仲良くなるまちをめざしてる。日野の老舗材木屋さんマルセさんに木が大好きな老若男女が集まった。製材所ってあまり普段は入る機会はないけれど、バーみたいにもなって、教室みたいにもなって、会議場みたいにもなって、もちろん作業上にもなって、とにかく木に囲まれていると何にでもなれるんだと思った。街の中の材木屋さんってたいせつだ。今年のゴールデン・ウィークは木の中で始まった。

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こんな特別な一日が訪れるのだから

こんな老後が待っているかなぁ?

2015年4月19日

1921年に二十の岡崎みち子さんはいま八十七歳。まだどこかで元気に暮らしていればいいと思う。私はその八十七歳の老女とともに「ヘンリ・ライクロフトの私記」を読み返す。彼女がうかべる微笑を想像すると、私の口もともほころびてくる。自分の人生は終わった、と感じることはすこしさびしく、そしてなんとうれしいことだろう。なにか元気のようなものまで湧いてくる。やっと自分というものが、わかりはじめるからだろうか。」特別な一日 読書漫録 山田稔 編集工房ノア
ここに「今日の言葉から」を書き始めてから,本箱から気の向いた本を取り出して,線が引いててあるところを読み返している。えっ,こんなに良かったんだと思うことが多い,というかこの本の場合,山田さんていいなぁと思う。最近ようやく,自分というものが分かり始めてきたかなと思っていたけれど,「そしてなんとうれしいことだろう」と思うまでにはまだたどりつけていない。八十七歳か,あと22年生きぬくぞぉ!こんな特別な一日が訪れるのだから。

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好きに成ってしまったのだから仕方がない、ただそれだけ

やっぱり、猪熊さんの描く絵は文子さんがいちばんだ。

2018年4月12日 
いのくまさんはいつも楽しそう。作る人は戦わなければとか、苦しまなくてはとか、そんなの?と思う人。楽しくて何が悪いといのくまさんは思うし、僕も思う。いのくまさんはどうしてこんなに人の心を軽くするのだろうと考えた。友達がいい、なにせ藤田嗣治だ、この人も変な人だ、でも素敵だ。そして文子さん、文子さんはどんな人だかわからない、でもいのくまさんは文子さんをいっぱい描いている。青いドレスの文子さん、赤いドレスの文子さん。文子さんが逝った後は、文子さんの顔ばかり描いている。よっぽど好きだったんだろう。文子さんとは一目惚れで結ばれたんだという。いのくまさんらしい。好きに成ってしまったのだから仕方がない、ただそれだけ。とってもさっぱりしている。友達だけじゃない、街もいのくまさんをしわわせにした。パリではピンクに塗られた壁の風変わりな部屋に住み、日本からパリに帰る途中にたまたま立ち寄ったN.Y.に一目惚れ、それから20年N.Y.いることになる。ここでも一目惚れだ。そして描くものに差別がない、猫であり、馬であり、 鳥であり、 文子さんであり、針金であり、道で拾ったゴミであり、腐ったリンゴだ。好きなものは好きなのだ。帰りに買った 「猪熊弦一郎のおもちゃ箱・やさしい線」にこんなことが書いてあった。「 画家は自分のすきなもの、愛しているものをよく絵に描くんです。愛しているところに美があるからなんです。愛情と美は、離れることができません。」 わぁ、いいこと言うなぁ 。好きだからしようがない、そんなことばかり言って過ごした90年の幸せな人生だった。

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こういう人を僕達は待っていたのかなと

この10年ほど、毎年この国のいろんな町や村を訪ねてきたけれど、その中でも一番いいなぁと思ったのは尾道だった。いいなぁと思う町にはやっぱりいいなぁと思う人が育ってくるのだとこの投稿を見て思った。村上さんの政治手腕なんて全くわからないけれど、ここに書かれている僕はこんな風に生きてきました、そして今こんな風に思って政治の世界に足をつっこんでみようと思いますという村上さんの文章は、どんな立派なマニフェストよりも率直で、こういう人を僕達は待っていたのかなと、僕は尾道市民ではないけれど思った。頑張ってくださいひろふみさん。
https://hmurakami.jimdofree.com/?fbclid=IwAR1kEl9UnEGnSMESHUM9W2SKLBM6LOxe5sfqWRlI2YrskEgQcI7uI_Fg6ks

前よりちょっとだけ親密な感じのあいさつを交わしたりして

今年のお花見もなごやかなうちに終わって、主役は入学式を終えたばかりの小さな新入生たちや後片付けに忙しい鳩たちへと替わり、また静かな公園に戻っている。いっしょにわぁわぁと酔っ払っていたおじさんたちにすれ違うと、前よりちょっとだけ親密な感じのあいさつを交わしたりして少し恥ずかしくもあるのだけれど花見の後には後の良さがある。

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考えることと言ったら

多分、今年最後のお花見、ようやく満開でお天気も良く、昨日はご近所の皆さんとぐでんぐでんだったから、今日は静かにお花見読書+お弁当の予定が、やっぱりなんとなく物足りなくって、スーパーマーケットに走って、缶ビールを調達。本は開く気になれず、ひたすらぼーっと。考えることと言ったら、お花見ってなんだ?、白幡先生の群桜、飲食、群衆に変わるべき定義を考えるが浮かばず、でもちらちらと平和ということを思った。それではまた来年!
https://www.youtube.com/watch?v=GmixonmWVdc&list=RDMMIP0YrMKZhkM&index=3

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